身体の健康づくり工房
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身体の健康ファイル テーマA : 肥満は病気です!
11 : 脂肪細胞とは
 脂肪を貯め込む組織が脂肪細胞といわれるものです。この脂肪細胞には2種類あります。

(1) 白色脂肪細胞
 脂肪球という大きな油滴が1つあり、この中に、中性脂肪が貯えられます。

(2) 褐色脂肪細胞
 小さな油滴がいくつもあり、貯蔵された脂肪を熱に変え、放出し、体温の上昇や保温などの熱源として利用しやすい形で貯蔵されています。幼児期には多いのですが、成人になると激減します。

 太っている人を細胞レベルで見ていくと、脂肪細胞の数が多いことと、1つ1つの脂肪細胞が肥大しているという2点になります。

 脂肪細胞の数については、一度増えてしまったら減る事はありません。一生のうちで、次の時期に大きく増えることが知られています。

(1) 胎児期後半 出生前3ヶ月間
(2) 幼児期 生後1年位 (この時期までに脂肪細胞の9割が出来上がります。)
(3) 思春期 女性は初潮の時期

 この時期に、脂肪細胞が増えすぎてしまったら、一生付き合ってゆかなければなりません。最近、子どもの肥満が急増していますが、親の責任と言えそうですね。なんとか、コントロールしてあげたいものですね。
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