身体の健康づくり工房
Total Health Factory by THF Corparation
身体の健康ファイル テーマA : 肥満は病気です!
08 : 体脂肪率はいくつ?
 BMIや肥満度だけでは、本当に正常なのか、肥満なのかの最終的な判断はできません。なぜなら、体重と身長が同じであれば、筋肉質の人も、脂肪が多い隠れ肥満の人も、同じに判定されてしまうのです。そこで、体脂肪率を測定することが重要になってきます。

 従来は、大掛かりな装置が必要でしたが、最近は、家庭用の体重・体脂肪計が出回り、充分実用になります。この方法は、「インピーダンス法」、つまり、水分の少ない脂肪が、水分の多い筋肉より電気を通しにくい性質を利用して、身体の電気抵抗を測定して、体脂肪率を求めるものです。ただし、身体の水分量は、いつも変化していて、水をたくさん飲んだ後は、体脂肪率が低めに出たりしますので、できるだけ同じ条件で測定することが必要です。2〜3%程度は、条件によって簡単に変化しますので、わずかな変化に一喜一憂せず、減少しているのか、増加しているのか、その傾向を把握し、その数値は目安と考えることが大切です。

 さて、体脂肪率は、男性で15〜20%、女性で20〜25%が正常値とされています。男性で25%以上、女性で30%以上が肥満と判定されます。

 また、減らし過ぎにも問題があり、男性で3%以上、女性で10〜14%を最低でもキープする必要があります。特に女性の場合、減らしすぎると、将来の骨粗しょう症の原因となることもあります。
 
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